衛生福利部（日本の厚生労働省に類似）食品薬物管理署（TFDA）は3日、2011年3月に日本の東日本大震災によって起こった福島第一原子力発電所の事故を受け、直ちに福島県など5県の製品に対する輸入検査の受付を停止し、それ以外の地域からの8分類の製品と茶類は、放射性物質について全ロット検査を実施、日本からの輸入食品の放射性物質について厳しく監視していると重ねて強調した。
TFDAは現在、日本と「台日交流協力計画」の策定を進めている。これはTFDAと日本側が、日本から中華民国（台湾）に輸入される食品の放射性物質検査について協力するもの。TFDAはこの計画を通じ、日本の原産地での放射性物質検査と、台湾における水際での検査との一致性を確認した上で、今後、日本から輸入する食品管理措置の調整につなげ、放射性物質検査の証明書類を添付した上で食品を輸入するという、原産地からの管理に取り組む方針だ。