馬英九総統は、1989年に中国大陸で民主化を求めた若者らを共産党が弾圧した「六四事件(天安門事件)」から25年を迎えた4日に談話を発表、中国大陸でより多くの民主・法治の実現、人権擁護への実行がみられることを望むと語った。さらに、そうすることで、中国大陸との関係はさらに密接になり、民主・法治が中華民国(台湾)と中国大陸の共通語となり、自由・富の均衡化が共同の願いとなるよう心から願っているとした。
馬総統は、「六四天安門事件」の記念行事の場で常に強調しているように、中華民国と中国大陸の人々との距離を縮める最も良い方法は、中国大陸が反体制派の人々に誠意をもって対処することだと語った。これは、経済において台湾に利益を譲るよりも、さらに両岸の人々と国際社会の評価と尊敬を勝ち取ることができると話した。
馬総統はさらに、台湾の人々の中には「違いを認め、多数に従い、少数を尊重する」という民主主義の理念が浸透しているとし、民主主義は単なる政治制度だけでなく、文明化を成立させる生活方式だと説明した。また、今日の中国大陸が民主的法治国家にむけての政治改革を実践する可能性が最も高いと心から信じていると語った。