馬英九総統は5日午前、米JPモルガン・チェース(JPMorgan Chase & Co.)のジェームズ・ダイモン(Jamie Dimon)会長兼CEOら一行と会見。馬総統は席上、金融監督管理委員会はすでに証券会社13社に対し、国際証券業務支店(OSU)設立を許可していると指摘した上で、今年第1四半期における台湾の銀行の税引き前利益は合わせて837億5000万台湾元(約2935億5212万日本円)で、前年同期比24.4%増えた他、国際金融業務支店(OBU)の利益は259億6000万台湾元(約909億9239万日本円)で、同63.48%の大幅増になったと説明、今年金融業界が新たに募集する職員数は2万人を超えると見られており、これらはいずれも台湾の金融業界の急速な発展ぶりを示していると述べた。
馬総統はまた、政府は穏やかであることを原則に、規制緩和と市場開放を継続していくと述べ、具体的な措置として、銀行のOBUが非居住者を取引対象として全商品を取り扱えるようにすること、OSU制度を築き、外貨建て有価証券業務をスタートさせること、さらには台湾の金融機関の台湾の顧客に対するサービスと金融商品の範囲を大幅に拡大することを挙げた。