馬英九総統は6日、中央警察大学の2014年度卒業式に出席した。馬総統は政府の治安改善の取り組みの成果について、刑事犯罪は総統就任前の49万件から29万件へと、、過去6年で40%減少したと指摘。特に、治安に大きく影響する、窃盗などのいわゆる暴力犯罪については、就任前の24万件から8万件へと66%の大幅減少を達成した。さらに詐欺事件は同40万件から18万件に減り、被害総額は2006年の185億9,000万台湾元(約653億日本円)から30億台湾元(約105億日本円)余に減少したと述べた。
馬総統はまた、飲酒運転による交通事故の死者数は2006年には過去最悪の727人に達したが、昨年には245人と、3分の1に減少したと指摘。今年1~5月も引き続き減少して前年同期比37%減となり、年間では150人以下まで減少すると期待できると述べた。さらに馬総統は、現在の治安状況は過去18年間で犯罪率は最低、検挙率は最高の時期となっていると語った。