国立故宮博物院では、産業パーク開発を含む「大故宮計画」を推進している。その一環である南部分院「南院」(台湾中南部の嘉義県)は、5日に上棟式を終え、故宮博物院創設90周年にあたる2015年末にプレオープンが見込まれる。
故宮博物院はまた、南院のオープンで台湾南部地区に新たな文化スポットを増設し、台北市にある本院が抱える展示スペース不足の問題を徹底的に解決することで、世界的トップレベルを誇る博物館としての実力を示す構えだ。規模拡大後の本院では、「台湾初の国家レベルの博物館メンテナンスセンター及び科学実験室の構築」、「世界トップクラスの博物館メディアアート研究開発及び展示センターの構築」、「台湾初の博物館と連結した文化クリエイティブ産業パークの開発」が期待される。