行政院大陸委員会(陸委会、日本の省レベル)は14日、中国大陸の国務院台湾事務弁公室(国台弁)の張志軍主任が月末に台湾を訪れる件に関し、「対等、尊厳」の原則にのっとって行程を手配すると表明した。中国大陸側の要求に対しては、台湾側もこれを慎重に検討した上で意見を示す方針だ。
陸委会は、張主任の来台は、台湾海峡両岸の恒常的な公式交流や両岸関係の前向きな発展に大きな意味を持つものであると強調。また、両岸業務を主管する中国大陸の高官が自ら台湾の民主主義や多元的な社会にふれる一助となり、台湾社会への正確な理解や両岸関係発展に対する見解、実務的で客観的に両岸の現状を見極めることを促進するものだと表明、各界が前向きな姿勢で両岸の公式交流を見守って欲しいとした。