行政院(内閣)大陸委員会は19日、王郁琦主任委員(大臣に相当)の招きに応じ、中国大陸の「国務院台湾事務弁公室」(国台弁)の張志軍主任が25日から28日まで、代表団を率いて3泊4日の日程で台湾を訪問すると明らかにした。張氏の訪問は、台湾海峡両岸で両岸政策を主管する「政府」機関の責任者が定期的に相互訪問するとの共通認識によって行われるもの。
張氏は台湾で、王郁琦主任委員と第二回「両岸業務首長会議」を開く他、中小企業を表敬訪問して業者との座談会を行う。また、先住民族のタイヤル族との交流や果樹園訪問、台湾における両岸の学生らとの座談会も行う。さらに、台湾北部・新北市の朱立倫市長、南部・高雄市の陳菊市長、中部・台中市の胡志強市長と対面する。
大陸委員会は、張氏の訪問では台湾として「対等で尊厳が保たれる」原則を堅持して関連の活動を手配すると説明、各界が前向きかつ理性的な態度で、両岸「政府」の正常な交流を見守るよう希望した。