米国務省は20日夜（台湾時間）、世界人身売買実態に関する年次報告書「2014 Trafficking in Persons Report」を発表した。同報告書で中華民国（台湾）の評価は、5年連続で有効な予防対策を講じているとする最高水準のTier 1だった。同報告では台湾が行ってきた人身売買防止に対する数々の努力が評価されている。
台湾では2009年に「人身売買防止法」を公布、施行したほか、内政部出入国及び移民署（日本の入国管理局に相当）は毎年、「人身売買防止対策の成果に関する年度報告」を発表している。同年度報告では、台湾で過去一年間に行われた人身売買に関連する予防対策への取り組みの詳細が説明されている。台湾はまた、5月29日に米国と「台湾・米国人身取引防止の情報伝播と交換に関する協力覚書（MOU）」を交わした。