米国のヒラリー・クリントン前国務長官は先ごろ、台湾のメディアの単独インタビューに対し、米国は台湾の独立した自主性が脅かされ、破壊されること、または台湾経済が不公平な競争によって深刻に傷つけられることを望まないと述べると共に、台湾の経済が独立性を失うことは政治面での独立性と自主性にも影響するとし、中国大陸への過度な依存は台湾経済の脆弱化につながると指摘した。
新聞報道によると、馬英九総統はこれに対し、台湾は台湾海峡両岸の交流を極めて慎重に進めており、「切迫性のある議題を優先し、そうでないものは後回し、容易な議題を優先し、そうでないものは後回し、経済分野での議題を優先し、政治的議題は後回し」という、両岸交流の上での原則を堅持していると説明、「台湾は交流の歩みを一歩一歩、大変慎重に進めている」と述べた。
なお、対中国大陸政策を担当する行政院(内閣)大陸委員会は24日、両岸交流によって台湾が独立性を失っていることはないと強調した。