2024/12/26

Taiwan Today

経済

アジア初、LED電球に最低エネルギー消費効率基準義務付け

2014/07/02
経済部は1日から、発光ダイオード(LED)電球について、最低エネルギー消費効率基準(MEPS)の管理制度をスタートさせる。アジアでは初めてのMEPS義務付けとなる。(衛生福利部サイトより)

経済部(日本の経済産業省に相当)は1日から、発光ダイオード(LED)電球について、最低エネルギー消費効率基準(MEPS、Minimum Energy Performance Standard)管理制度をスタートさせる。エネルギーを消費する器具や設備のエネルギー消費効率の管理を推進するのが目的で、アジアでは初めてLED電球についてエネルギー消費効率管理を義務付ける。規定によれば、室内で通常使用する一般のLED照明のエネルギー消費効率(1ワット当たりの可視光線の量)は、白色で75ルーメン/ワット(lm/W)以上、黄色で70 lm/W以上としなければならない。

台湾における照明器具による電気使用量は2013年、267億キロワット時(kWh)に達し、総電気使用量の10.9%を占めた。また、すべての照明用電気使用量のうち一般世帯での使用量が40%となっている。器具別では主に省エネルギー型電球が37.73%、蛍光灯が42.15%となっており、LED電球は約5.7%だった。1日から販売されるLED電球はすべて、最低エネルギー消費効率基準を満たさなければならない。また、経済部標準検験局も、製品の安全確保と品質向上を目的として、LED電球製品に試験を義務付けた。今後、エネルギー消費効率に満たないLED照明製品は、輸入および台湾での販売が禁じられる。

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