経済部（日本の経済産業省に相当）が試行的に実施する、グリーン電力制度が1日、正式に公告、スタートした。この制度は電力使用者が自発的に、環境負荷の少ないグリーン電力の購入をできるようにして、グリーン電力を支援するもの。試行のスタートから9日までに、同制度を通じた電力取引量は9万3,200キロワット時（kWh）に達した。申請件数63件のうち、個人が60件を占め、1件の最大取引量は5,000kWhだった。企業は3件で1件の最大取引量は1万7,600kWhだった。
グリーン電力制度実施の背景には、グリーン電力を購入したいという民間の需要や、環境保護・省エネルギー・二酸化炭素（CO2）排出量削減、台湾製品輸出時に必要なカーボンフットプリント証明の需要などがある。こういった流れを受け、馬英九総統が2011年にグリーン電力制度の検討を指示した。
グリーン電力の購入情報はすべて公開され、リアルタイムで「グリーン電力購入情報ネット（http://greenpower.ltc.tw）」に最新情報が反映される。