中国大陸と韓国のFTA(自由貿易協定)交渉が加速していることについて、経済部(日本の経産省に相当)は、台湾が中国大陸に輸出する工業製品のうち、1/4近くの商機が影響を受けると予想。2%から5.4%にあたる約32億米ドルから85億米ドルの部分は韓国に奪われる可能性があるという。
同部工業局は、中国大陸と韓国とのFTAが今年年末に調印され、発効したとして、内容が全面的なゼロ関税と仮定した場合、台湾が中国大陸に輸出する工業製品のうち24.7%、金額ベースで386億米ドルが比較的深刻な影響と脅威を受けると予想した。影響を受けると見られる産業は、鉄鋼、工作機械、自動車、平面ディスプレイ、石油化学、テキスタイル、ガラスなど。