日本の電機設備メーカー、東光高岳は、台湾子会社の「台湾高岳電機」が台湾中部の中部科学工業園区（中部サイエンスパーク）に建設した新工場が24日に供用を開始した。東光高岳の前身、高岳製作所は新工場設置について、2012年7月に経済部（日本の経済産業省に相当）と投資意向書を交わしていた。
経済部によれば、台湾高岳電機の新工場は、親会社の持つ光応用技術、画像処理、精密機器制御技術などを活かし、3次元（3D）測定設備や、シリコン貫通電極（TSV）深度測定設備、二酸化チタン膜測定設備などの研究開発および製造に取り組む。国内の3次元ICパッケージング・テスティング（封止・検査）産業の発展を促すとともに、半導体検査および精密機器分野の人材育成に貢献することが期待される。