外交部(日本の外務省に相当)は21日、台湾駐在の海外メディアの記者一行を台湾南部、高雄市の左営海軍基地に招き、海兵隊および艦隊指揮部を見学した。康定級フリゲート「西寧」に乗って出航し、艦隊の即応訓練や後方支援、その他模擬演習を実際に観察した。
外交部の史亜平次長(外務事務次官)は、海外メディアの記者に対し、「中華民国(台湾)の強固な防衛力、台湾海峡両岸関係の改善および活路外交政策の三点が相互に補完し合っている。両岸関係の安定維持を目指す台湾は、高い防衛力を必要としている。それで大きな自信を得ることができ、中国大陸と交流、交渉し、両岸関係を続けて改善し、地域の安全保障と平和を促すことができる」と説明した。海軍司令部の聞振国・政戦主任は、台湾は自己防衛する断固とした決意を持ち、常に防衛能力強化に努めており、米国が今後も中華民国の国防建設を支持し、より良い、より精度の高い武器・装備を提供することを望むと語った。