ここ数ヶ月、エボラ出血熱がアフリカで多くの貴い命を奪っており、世界保健機関(WHO)と国際社会はその感染状況を重視している。衛生福利部(日本の省レベルに相当)によると、台湾は対応策として三つの方針を打ち出している。まず、「リスク・コミュニケーション」。台湾では、西アフリカへの渡航警告レベルを第2レベルに引き上げて医療界にも書簡で通達。また、感染防止と治療に関する冊子を準備すると共に、エボラ出血熱に関する特別ウェブサイトを設けて関連の情報を発信している。
二つ目は「人員と物資の整備」。台湾では通常の大型伝染病の規格で対応策をとっている。三つ目は「世界における感染状況の監視」で、通報を強化すると共に、台湾で感染が疑われるケースが確認された場合はただちに対応チームを組織することにしている。