西アフリカを中心に、エボラ出血熱の感染拡大が続く中、衛生福利部(日本の厚生労働省に類似)疾病管制署は、国内における対策レベルを引き上げ「エボラウイルス感染緊急対策チーム」を立ち上げた。出国時の衛生教育、入国時の検疫、国内の配備と訓練、国際協力の4項目を柱に対策を強化するとともに、入国(または帰国)した際に、感染が疑われる症状を発した場合、無料専用電話1922(または0800-001922)に問い合わせするか、または医療機関で診察を受けてほしいと呼び掛けている。
疾病管制署は、世界保健機関(WHO)のデータによれば、9日時点で西アフリカのギニア、リベリア、シエラレオネ、ナイジェリアの4カ国での症例数は累計1,848例、致死率は55%に達していると指摘、必要のない限りこれらの地域を訪問しないよう呼び掛けている。