江宜樺・行政院長(首相)は14日の閣議で、経済部と国防部(それぞれ日本の経済産業省と防衛省に相当)による、台湾南部の高雄での爆発事故処理作業報告を受けた。江院長はこれを受け、被災地の復興と復旧を各省庁の最重要課題とし、家屋損壊、治安維持、税減免、返済猶予、労働者の権益、医療ケアなど各種の支援を提供し、道路のがれき処理やライフラインの復旧を速やかに済ませ、被災者に直接支援の手を差し伸べるべく取り組んでいると述べた。
また江院長は、経済部に「地下工業用配管保守管理強化のための地方政府支援計画」を通じ、関連分野の専門家や業界代表、地方政府を招集し、地下の配管の全面調査を支援するよう求めた。同時に、関連法規の改正の可能性を検討し、地下配管の設置や検査、保守などの法制化作業を進めるよう指示した。