行政院(内閣)は28日、法務部(日本の法務省に相当)が作成した、「国連腐敗防止条約施行法」草案を閣議で承認、立法院の審議に送ることを決定した。
江宜樺行政院長(首相)は、「廉政(クリーンな政治)」はすでに、世界各国がそれぞれの国家競争力を示す重要な方向で、指標の一つとなっている他、世界的な政治改革の趨勢だと指摘。その上で江行政院長は、台湾が国際社会の一員として現在の世界的な腐敗防止のトレンドと世界の法制度とリンクしていく決意を示すため、今回の閣議で承認した、「国連腐敗防止条約」及び「国連腐敗防止条約施行法」は大きな意義があると強調した。