財政部(日本の財務省に相当)が9日発表した税関輸出入貿易統計によると、中華民国(台湾)の今年8月の貿易総額は、前年同月比11.6%増の521億米ドルだった。うち、輸出は281億米ドルで同9.6%増となった。輸出を製品別でみると、8月に特に好調だったのが電子製品で、同20.6%増と大幅に成長した。工作機械も同14.7%増と大きな伸びをみせた。
また8月の輸出を仕向け地別でみると、主な輸出先は軒並み増加した。うち日本が同17.8%、欧州が同13.5%、東南アジア諸国連合(ASEAN)主要6カ国が同12.7%、中国大陸(香港を含む)が同8.7%、米国が同4.9%とそれぞれ増加した。