衛生福利部(日本の厚生労働省に類似)は9日、廃油を原料とした違法な食用油が市場に出回っていた「粗悪ラード事件」に関し、同日午後2時までに、同部食品薬物管理署(TFDA)と各県市の衛生当局から延べ1,638人が出動し、食品工場やナイトマーケット、屋台、飲食物提供スペース、売り場など延べ7,339事業所を検査したところ、地方の衛生当局が把握した問題の食用油(を使用した製品も含む)の流通量は703トンに上ったと説明した。これらは食品安全衛生管理法第52条の違法食用油およびその製品に関する規定にのっとり、順次廃棄処分される。
TFDAは、違法行為を行った企業に対し、厳罰で臨むとあらためて強調した。この事件に関する疑問は、TFDAウェブサイト(http://fda.gov.tw)の粗悪ラード事件コーナーで関連情報を調べることができる。