米大リーグ、ボルチモア・オリオールズでプレイする台湾出身のチェン・ウェイン(陳偉殷)投手が11日(台湾時間)、ボストン・レッドソックスとの試合に先発。チェン投手は5回までパーフェクトに抑えるなど、7回1失点の好投でプロでの自己最多となる15勝目をあげた。今季、大リーグで活躍するアジア出身の投手のうち勝ち星で初めて単独トップに。
チェン投手は今季残りの先発機会が3回程度と見られることから、同じく台湾出身のワン・チェンミン(王建民)投手がニューヨーク・ヤンキース時代に記録した年間19勝には届かない。しかし、チェン投手にはまだ、アメリカン・リーグ最多勝の可能性がある他、2012年以来のプレーオフ出場も間違いない。オリオールズは最速で16日(台湾時間)にもアメリカン・リーグ東地区での優勝が決まる。チェン投手は16日の試合に先発する可能性が濃厚。