台湾海峡両岸は10日より12日まで、台湾において、「ECFA・台湾海峡両岸経済協力枠組み協議(協定)」の商品貿易作業チームによる第9回会合を開き、「商品貿易協議」について話し合った。
今回の会合で双方は、過去3年半に及ぶ話し合いの進展内容を改めて整理し、協議(協定)は条文と三つの付属文書とすること、並びに条文は暫定で9章、付属文書3件は製品リストと関税引き下げスケジュール、特定原産地規則と原産地規則に関する実施手続きなどとすることを確認した。また、市場開放部分について双方は、「5バスケット減税モデル」(製品を五つに分類して段階的に減税を進めるモデル)をとることを改めて表明した。
今回の会合では現在の状況を確認することが主に行なわれた他、台湾は関連の要求及び台湾の業者の期待を中国大陸側に説明した。また、中国大陸と韓国のFTA(自由貿易協定)交渉への関心を伝え、各自内部的な意思疎通を行った上で、出来るだけ早く次回の会合を開けるよう期待した。