中華民国(台湾)はかつて「自転車の生産王国」と称えられたが、その生産台数は2011年から減少に転じている。しかし、高級車が市場での主力製品となったことで、単価は著しく上昇した。今年1月から7月までの生産台数は200万3000台、生産金額は268億4000万台湾元(約953億4641万日本円)となっている。
台湾の自転車メーカーはブランド・マーケティングと新たな製品の開発に力を入れており、自転車の生産ではかつての鉄に代えて、カーボン、チタン、マグネシウム合金、アルミ合金などの材料を多く使用するようになっている。
単価は年々上昇しており、今年1月から7月までの平均単価も1万3400台湾元(約4万7737日本円)となった。前年同期比7.4%の上昇で、単価は今後も引き続き高まっていくものと予想されている。