2024/12/27

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経済

ITRIの防爆電池材料「STOBA」、日本の三井化学にライセンス供与

2014/09/30
工業技術研究院(ITRI)は29日、世界初の防爆機能を備えたリチウムイオン二次電池材料「STOBA」について、日本の三井化学に独占ライセンス供与した。(行政院国家科学委員会サイトより)
工業技術研究院(ITRI)は29日、世界で初めてとなる、防爆機能を備えた安全性の高いリチウムイオン二次電池(LIB)の材料「STOBA」について、日本の三井化学に独占ライセンス供与した。ライセンス供与額は1億台湾元(約3億5,536万日本円)以上。ITRIにとっては数少ない海外メーカーへの技術移転という一大プロジェクトで、ライセンス供与の条件として、三井化学は台湾に生産拠点を設置することとし、2017年にも台湾で工場を建設する。

経済部(日本の経済産業省に相当)技術処の傅偉祥副処長によれば、ITRIの電池材料STOBAは、2009年に米国のR&D 100 Awardsに選ばれ、注目を集めた。日本の無停電電源装置(UPS)や、モバイル電源向けとして受注しているほか、海外の自動車メーカーと電気自動車(EV)向け電池を共同開発もしている。

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