金融監督管理委員会と財政部(いずれも日本の省レベルに相当)は9月30日、オフショア・インシュアランス・ユニット(OIU 国際保険業務支店)の租税優遇に関する話し合いで、双方共に一歩譲ることでコンセンサスに達した。OIUの租税優遇期間を従来の15年間から10年間に短縮する一方、保険契約が有効な間は免税とする。2日に行なわれる行政院(内閣)の閣議で承認する。
金融業のオフショア業務でのビジネスチャンス拡大のため、金融監督管理委員会はオフショア・バンキング・ユニット(OBU 国際金融業務支店)、オフショア・セキュリティーズ・ユニット(OSU 国際証券業務支店)及びOIUの推進に力を入れている。
OIUの租税優遇範囲はOSUを上回る。所得税が免除されるのは、海外の人がOIUで加入した投資型保険の投資対象資産が生む利息、あるいは仕組み商品の取引による所得など。