2014年のアジア太平洋経済協力(APEC)首脳会議は11月にも中国大陸の北京で開かれる。総統府の馬瑋国報道官は、蕭万長前副総統が中華民国の国家元首の代表として会議に出席すると発表した。
馬報道官は、地域経済統合への参加は政府にとって当面の重要な施政目標であり、今年のAPECの重点優先課題もちょうど「地域経済統合の推進(Advancing Regional Economic Integration)となっていると指摘。蕭前副総統も長期にわたりこの課題に関心を寄せているだけでなく、「環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)/東アジア地域包括的経済連携(RCEP)民間推進連盟」の呼び掛け人も務めており、APECという場を通じて各メンバーエコノミーの首脳と広く意見を交換し、台湾のTPP・RCEP参加に向けたより多くの有利な条件づくりに取り組む構えであると説明した。