10月11日の「台湾ガールズ・デー」を目前に控え、江宜樺行政院長（首相）は8日、台湾の少女が平等に自身の潜在能力を十分に発揮する機会が与えられるように支援したいとの意向を示した。
行政院（内閣）はこのほど、「少女の権益を拡大するためのアクションプラン」についての成果を発表した。衛生福利部（日本の厚生労働省に類似）は出生性比の是正を目指し、モニタリングメカニズムを整備、「出生性比の監視と記録」を人工生殖機関許可弁法で定める審査項目に組み入れた結果、今年の1～8月の出生性比は1.069と、昨年末から偏りが0.8％縮小、自然な状態での出生性比とされる1.06に近付いている。また、「台湾ガールズ・デー」のため、行政院は「男女平等促進」をテーマにした広報ポスターを配布、関連省庁も一連の広報活動を行う。教育部（日本の文部科学省に類似）は地方政府や学校に対し「台湾の少女に喝采」と題した標語募集を行い、衛生福利部は広報のための短編映像制作や、サイクリングイベント実施などに取り組んでいる。