財団法人国家実験研究院(国研院)国家宇宙センターは7日午前、台湾南部・屏東県の九鵬基地から「SR-10(探空10号)ロケット」を打ち上げ、海への落下までの520秒間に、台湾南部の上空90キロから286キロまでの電離層と熱圏の動態観測を完了した。同センターによる準軌道科学実験計画は「SR-10ロケット」の打ち上げに成功して段階的任務を達成。同計画では宇宙航空科学の研究、国産衛星部品の検証、ロケット科学技術を開発した他、台湾において修士及び博士650人、並びに科学普及計画の高校生300人を育成した。
同計画では1998年から2014年までに、固体燃料ロケットの発射(国家中山科学研究院)を10度、ハイブリッドロケット(学術界)の発射を4度行なった。