江宜樺行政院長(首相)は19日、台湾北部の台北市内で会議参加のために帰国した僑務委員を歓待するレセプションで、より開放的な華僑政策と移民政策がなければ、経済や社会の発展に対して、人材不足による深刻な影響が及ぼされるとの見方を示した。また、いかに産業のモデルチェンジを果たし、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)や東アジア地域包括的経済連携(RCEP)に円滑に参加できるかどうかは、政府の官僚や人々の努力だけでなく、世界各地の華僑の力を借りなければ達成できないと述べた。
なお、優秀な華僑留学生や外国人留学生を人材として確保するため、行政院(内閣)は7月から、台湾の高等教育機関を卒業したこれら留学生のうち、引き続き台湾で就職を望む人材に対し、これまでの給与を基準にした就労許可ではなく、さまざまな面から評価した上で、決められた割当人数に就労許可を出すことにあらためた。