台湾北部、台北市の客家事務委員会は26日、客家文化テーマパークで「2014台北客家義民フェスティバル」のメインフェスティバルを開催、馬英九総統らが出席した。同フェスティバルは、台湾のエスニックグループの一つ、客家の人々が信仰する「義民爺」と、これを祭る「義民廟」の文化を伝えるイベント。
馬総統はあいさつで、自身の総統就任以来、全力で政府の組織改編に努めてきたが、客家事務を担う客家委員会はいち早くこの作業を完了した組織だと述べた。また、客家基本法や全国客家デーを制定し、客家の人々のためより多くの取り組みを進めていると指摘。さらに、客家事務の推進は恒久的な仕事であり、政府は客家委員会の整備を通じ、県・市といった地方と民間、地元コミュニティ団体の協力を促し、産業、文化、芸術などさまざまな面から客家のソフトパワーを発揮、客家文化を台湾に深く根付かせるとともに、国際舞台に躍進させたいとしている。