江宜樺行政院長（首相に相当）は29日、「国際的な経済貿易戦略チーム及びTPP（環太平洋戦略的経済連携協定）/RCEP（東アジア地域包括的経済連携）プロジェクトチーム」会議を開催し、TPP及びRCEP参加に向けての準備作業の進捗状況について報告を受けた。江行政院長は、TPP及びRCEP参加に必要とみられる条件の確認作業は完了し、今後は経済貿易分野での自由化を継続することで、参加への機会を生み出していくと述べた。
江行政院長は、国家発展委員会（日本の省レベルに相当）に対し、政府がここ2、3年に行なった規制緩和の成果の要点を整理するよう指示。また、外交部（日本の外務省に相当）に対しては、これを英語、日本語をはじめとする各種言語に翻訳し、各省庁が様々な機会に応じて適切に使用したり、各国の商工会議所や、外国が中華民国（台湾）に設ける在外公館の参考に供したりできるようにすることを求めた。