台湾中部の南投県政府はこのほど、高齢者や体の不自由な人にやさしいサービスを提供するため、「高齢者にフレンドリーな旅館・ホテルの指導及び認証計画」を打ち出した。旅館・ホテル業者は、宿泊施設に滑り止めなどを整備し、健康を増進する食事を提供する。
同県政府によると、この認証はハードウェアとソフトウェアの部分に分かれている。ハード面では客室内の滑り止め、転倒防止のための安全補助措置を整備しなければならない他、テレビのリモコンや電話のイラスト入り使用説明書を大きく引き伸ばしたものを準備する。また、フットライトを設置し、硬めと柔らかめの枕を備え付けることなどが必要。ソフト面では、油や砂糖、塩を控えめにした食事を提供すると共に、旅行のコースに関する相談に応じたり、レクリエーション活動や交通機関に関する情報を提供することが求められる。