国立故宮博物院はこのほど、台北市松山区にある松山奉天宮の天公ギャラリーで「故宮国宝童楽趣」デジタル芸術展を開催。開催期間は27日より来年3月15日までで、同博物院を代表する収蔵品のデジタル化作品、複製書画、3D動画が展示されている他、親子で楽しめる活動も行なわれる。
「花開喜迎春」エリアでの展示は清朝の宮廷画家・郎世寧(Giuseppe Castiglione)による「仙萼長春図冊」の「海棠玉蘭図」、「牡丹図」、「石竹図」、「桃花図」から発想されたもので、音声コントロールによるインタラクティブ性と動画の技術を運用し、細やかかつ写実的に描かれた花びら、鳥、景色が、春の開花や万物が蘇る季節を生き生きと再現する。
国立故宮博物院と松山奉天宮は、みなが家族連れで、この故宮博物院の国宝がデジタル化された楽園を訪れるよう呼びかけている。