中華民国の直轄市の首長をはじめ、各県・市の首長と議員などを選ぶ統一地方選挙は11月29日に投開票が行われた。今回の選挙は有権者数が約1,800万人と、過去最大規模。県・市の首長は、与党の国民党所属が台湾北部の新北市、北西部の新竹市、連江県(離島の馬祖)、中部の南投県、北西部の苗栗県、東部の台東県の6人、最大野党の民進党所属が南部の台南市、高雄市、中南部の嘉義県などの13人が当選した。
全体の得票率を見ると、国民党が40.7%、民進党が47.55%、無所属が11.7%だった。
江宜樺行政院長(首相)は開票結果を受け、今回の選挙の結果は政府の施政について、人々の満足が得られていないことを示し、票を通じて人々の声がはっきり伝わったとし、政治的な責任を取るとして行政院長の職を辞任すると述べた。
行政院は1日に臨時院会(閣議)を開き、内閣総辞職の手続きを行う。