世界の健康と公衆衛生を主導する専門家らが集結する、2014年台湾世界健康フォーラム(2014 Global Health Forum in Taiwan)が台湾北部の台北市で行われている。
このフォーラムは、衛生福利部(日本の厚生労働省に類似)と外交部(同外務省に相当)の主催によるもので、今年は「健康の政治経済学」、「ポスト2015年開発アジェンダ(Post-2015 Development Agenda)」が2大テーマ。11月30日と12月1日の2日間にわたり、健康をめぐる不平等をいかに是正するか、および健康都市や健康地域のまちづくりを通じ、健康なライフスタイルをいかに推進するかなどを話し合う。
また、国民健康保険でいかにして持続可能な運営を実現するのか、医療技術評価(HTA)などについても議論する。
同フォーラムは今年で10年目を迎え、出席者は計600人に達する予定。世界の重要な医療衛生組織のリーダーや、各国衛生当局の閣僚級や次官級の代表、政府の医療・衛生担当者、専門家など31カ国の60人が一堂に集う。