中華民国(台湾)とニュージーランドの両国は5日、双方の貿易利便性向上に向けた協力を強化するべく、第21回台湾・ニュージーランド経済貿易諮問会議において、「台湾・ニュージーランド相互認証協定」を交わした。
この協定は昨年発効した両国の経済協力協定「ANZTEC」に基づき、適合性評価の結果の相互受け入れや、規制整合化の後押し、不必要な技術的貿易障壁の解消に向け双方が取り組んできた具体的な成果である。
台湾とニュージーランドの双方は今後、経済協力開発機構(OECD)の規定に基づき、互いに相手側の優良試験所基準(GLP)適合性評価計画システムについて評価する。また、相互認証協定調印に基づき、双方の法務当局がOECD GLPの要件を満たす試験機関が発行する農薬や環境用薬剤、医薬品、化粧品、化学品などの検査データの相互受け入れを促進する。