国家中山科学研究院(中科院)は9日、台湾中部の台中市にある航空研究所を一般開放し、超軽量無人偵察機「紅雀」や巡航ミサイル「雄風ⅡE」に使用しているエンジンを初めて対外的に公開した。
中科院航空研究所の馬万鈞所長は、近年における同研究所の研究開発の重点は、無人飛行機システムや、各種のエミュレーター、タービンエンジンであると指摘した。
紅雀は、飛行機とリモートコントローラーを含む、軽量無人機システムの一種で、兵士2人だけですべてのシステムを携帯することができる。
航空用エンジンの研究開発について、最も目を引くのは小型ターボジェットエンジン。これは国軍唯一の現役の戦略攻撃兵器で、射程600キロメートルに達する巡航ミサイル「雄風ⅡE」の動力となっている。