与党、国民党の主席を兼務する馬英九総統が、先ごろの統一地方選での国民党敗北を受け、主席を引責辞任したことに伴い行われる補欠選挙で、立候補の意向を示した13人が党中央で届出書類を受け取ったものの、立候補届出の事前手続きを完了したのは新北市長を務める朱立倫氏1人だった。このため、定員と立候補者の数が同数となり、来年1月17日に行われる投開票では、朱氏の当選が確実となった。国民党主席選挙規則の規定によれば、立候補のためには党中央委員または党中央評議会委員であることが条件となっているほか、手続費用として200万台湾元(約745万日本円)を納める必要がある。
朱氏は今後、党員3%以上の署名を集めた上で、21日に届出する必要がある。党中央委員会は29日から31日に選挙人名簿を公告し、来年1月17日に投開票が行われる予定。