台湾北西部、新竹市に位置する新竹生物医学園区(新竹バイオメディカル・サイエンスパーク)で16日、「産業および育成センター」の開幕式が行われた。式典に出席した馬英九総統は、同パークで建設が進む大型病院は2018年に完成し、業務を開始する見通しで、周辺の重症患者は北部の台北の医療機関に行く必要がなくなると述べた。
新竹バイオメディカル・サイエンスパークでは、衛生福利部(日本の厚生労働省に類似)の園区病院、科技部(同文部科学省に類似)のバイオメディカル研究開発センター、経済部(同経済産業省に相当)の産業および育成センター」と、3大コア施設を建設する計画となっている。産業および育成センターは中小企業の参入を指導するとともに、川上・川中・川下の統合メカニズムを整えてパークを産業集積地とし、産業全体の発展を目指す。
行政院(内閣)は昨年、バイオメディカル産業の産業飛躍計画を策定し、2015年には500億台湾元(約1,874億日本円)を投資、2020年には売上額5,000億台湾元(約1兆8,741億日本円)を目指すとしている。