交通部(日本の国土交通省に相当)の葉匡時部長(大臣)は5日の立法院(国会)交通委員会で、台湾桃園国際空港(台湾北部・桃園市)で改装のため閉鎖中だった南滑走路が8日にも供用を開始することを明らかにした。今後、新しくなった南滑走路が利用できることで、現在の航空便遅延状況が大幅に改善される見通しだ。
桃園国際空港では昨年2月19日、南滑走路を封鎖して整備工事に入った。工事期間は北滑走路しか使えない状態が続いていた。
桃園国際機場股份有限公司の尹承蓬会長は、南滑走路の整備工事が完了し、供用再開することについて、改装後の南滑走路は、長さがこれまでの3,350メートルから3,800メートルに延伸され、着陸誘導装置の精度の測定のカテゴリーがCATIIにグレードアップ、視程関連条件のハードルが低くなり、飛行機がより離着陸しやすくなったと説明した。