財政部(日本の財務省に相当)の張盛和部長(大臣)が、英フィナンシャル・タイムズが発行する金融専門誌「ザ・バンカー」による「2015年世界とアジア太平洋地区の最高財務大臣」に選ばれた。
ザ・バンカーは、張部長が昨年、極めて困難な一年を経る中で、難しい不動産及び税制改革について積極的に取り組んだと高く評価した。それらの取り組みとは、土地・建物の売却にかかる税金の一括課税「房地合一」や実際の取引価格に基づいた課税「実価課税」、法人税と所得税を統一した制度「両税合一」の改正及び財政健全化に関する構想などが含まれる。
2009年には、中央銀行の彭淮南総裁が同誌の「アジア太平洋地区最高の中央銀行総裁」に選ばれた。財務大臣では、張部長が台湾で初めて選出された。