台湾北東部・宜蘭県の員山郷役場は数年前、台七線省道脇の「員山機堡」(掩退壕=戦闘機用格納庫)を整備し、日本の神風特攻隊がかつて敵を欺くために竹で作った「戦闘機」を再現した。さらに最近、流木などの環境に優しい素材を利用して製作した兵士や動物のオブジェも加え、新たな姿を見せている。
員山郷役場によると、「員山機堡」は宜蘭県の宜蘭市と員山郷の境にある。所有権の移転、保存、修復を経て、現在は小型の教育施設となっている。同役場は、新たなオブジェが「員山機堡」と地元の商業エリアに溶け込み、行楽客の目を引き付けられるよう期待している。