離島の金門県は、かつて戦地であった歴史を観光資源としてアピールするため、台湾北部、台北市の台北世界貿易センター(TWTC)で行われている台北冬季国際旅展(観光見本市)で、これまでにないユニークなツアー「金門2015年召集を楽しもう」を紹介し、今年で3年目となる「百万大軍英雄島帰還」キャンペーンをより楽しく気軽なものにしている。
同県観光処によると、今回のキャンペーンは団体ツアーと個人旅行を提供。うち、「駐留地帰還の旅」は、金門に派遣されたことのある退役者のうち最も多い陸軍経験者向けに、金門を守備範囲としていた陸軍師団の名前を取り、「金東師(陸軍歩兵第319師団)」、「金西師(陸軍歩兵第127師団)」、「南雄師(陸軍歩兵第284師団)」の3つのコースを用意している。退役者が家族とともにかつて駐留した場所を訪れたり、全国最大の地下壕劇場「擎天庁」を見学したり、無料で軍服を着用して写真撮影し、昔を懐かしむことなどができる。