日本の演劇集団「心魂(こころだま)プロジェクト」がこのほど、台湾北部、台北市の総合病院、馬偕記念病院で闘病する子どもたちのために公演を行った。これは、心魂プロジェクト自ら病院側に、病室を離れることのできない子どものため無償で公演したいと申し出たもので、心魂プロジェクトにとり初の海外公演となった。
この団体の代表、寺田真実さんは、牧師だった父とともに5歳から15歳までを台湾で暮らし、成長期の最も重要な時期を台湾で過ごしたため自分は半分台湾人だと語った。また、日本で心魂プロジェクトを立ち上げたときから、台湾で公演し台湾のために何か役に立ちたいと考えていたと述べた。
心魂プロジェクトは、主に病気の子どもたちを励ます目的で結成された。寺田さんは、「大型の舞台演劇にこれほど多く参加したが、病室を離れて劇場に来ることのできない重症の子どもたちに一番観て欲しい」と語った。