行政院(内閣)大陸委員会の王郁琦主任委員(大臣に相当)は21日、中国大陸の「国務院」台湾事務弁公室の張志軍主任が2月上旬に離島の金門を訪れると明らかにした。張氏の滞在中、王主任委員は張氏と対面する。張氏が台湾を訪れるのは二回目。
張氏の金門訪問には異なるテーマがある。一つは金門に関するもので、漁船の越境問題、砂浜のゴミ問題、海砂の採取問題について理解すること。もう一つは、中国大陸住民の台湾における乗り継ぎ問題、台湾海峡両岸が協力しての地域経済統合参与、両岸それぞれの窓口機関による弁事処(事務所)の相互設置について話し合うこと。王主任委員はまた、中国大陸側がこのほど新たな航空路M503を設定することに対して台湾の厳正な立場を伝えるとしている。