2024/12/27

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台湾のエネルギー政策は多元化と自主性を目標に=馬総統

2015/01/27
馬英九総統(写真)は26日、全国エネルギー会議全体会議であいさつし、台湾のエネルギー政策は多元化と自主性を目標にすべきと訴えた。(総統府サイトより)

全国エネルギー会議全体会議が26日に台北国際会議センター(台湾北部・台北市)で開幕し、馬英九総統が招きに応じて出席、あいさつを行なった。

馬総統は、政府は石炭、石油、天然ガス、原子力、風力、太陽光など各種エネルギーを選択する場合、他国と異なるエネルギー環境の下、どの選択肢も軽々しく放棄せず、適切な組み合わせの実現に努めると強調、これこそ「最適なエネルギーの組み合わせ(Optimal Energy Mix)」だと述べた。

馬総統は、昨年政府が第四原子力発電所は安全検査後に密封保存し、商業運転するかどうかは住民投票に委ねると決定したことは、社会の対立を緩和できるよう期待すると共に、将来のエネルギーの発展情勢に対応するための柔軟性を維持しながら、次の世代にエネルギー選択の機会を与えるものだと説明した。

また、グリーンエネルギー産業について馬総統は、政府は太陽光発電とLED照明、風力発電、エネルギー情報通信(EICT)の四項目を重点と定めて推進中だとした上で、これら四つの産業の昨年の生産額は4884億台湾元(約1兆8319億日本円)に達し、中でも太陽電池の生産量とLEDバックライトユニットの生産額はいずれも世界2位で、台湾におけるグリーンエネルギー産業の国際的な競争力を十分に示すものだと強調した。

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