行政院(内閣)大陸委員会(陸委会)は28日、中国大陸で対台湾政策を担当する「国務院」台湾事務弁公室(国台弁)の張志軍主任が2月7日から8日まで離島の金門を訪問し、大陸委員会の王郁琦主任委員(大臣に相当)と三度目の会談(「王張会」)を行なうと発表した。陸委会は、張氏の金門における活動スケジュールについて、「対等な立場で尊厳を保つ」原則で手配していると強調した。
王主任委員と張氏の会談のテーマは、中国大陸の漁船による越境操業、漂流・漂着ゴミ、海砂の不当な採取など金門と関係する議題となっているが、その他にも、中国大陸住民の台湾における乗り継ぎ問題、台湾海峡両岸の経済協力及び地域経済統合参与に向けた共同研究の準備作業、両岸それぞれの交渉窓口機関による事務機構の相互設置問題など、陸委会と国台弁が話し合いを継続している事柄についても討論する予定だという。