トランスアジア(復興)航空のGE235便(機種ATR72-600、機体記号B22816)は4日午前、台北松山空港から離島の金門に向けて離陸後、基隆河の南港区間に墜落した。同旅客機には乗組員5人、乗客53人の合計58人が乗っていた。乗客のうち31人は中国大陸籍。5日午前の時点で31人の死亡が確認されており、行方不明が12人。15人がけが。
行政院(内閣)の毛治国院長(首相)はこの事故を悲しむと共に、中央政府と地方自治体が救助活動に全力であたるよう指示。行方不明者の捜索に全力で取り組む他、交通部(日本の国交省に類似)に対して、トランスアジア航空に乗客の家族らとの十分な連絡と、家族への対応窓口設置を要求するよう命じた。また、行政院大陸委員会と台湾の対中国大陸窓口機関・海峡交流基金会には、中国大陸籍の乗客の家族との連絡に関する協力を指示した。