2024/12/27

Taiwan Today

経済

小林村が年越しのお菓子を慈善販売「今年もたくさん買って」

2015/02/05
2009年の大規模水害の被災地、高雄市の小林村は、生存者が旧正月の時期に手作りの「甜粿(年越しに食べる甘い菓子)」を慈善販売。(台北市政府サイトより)

2009年のモーラコット台風(台風8号)による大規模水害「八八水災」で、土石流に村ごとのみ込まれるという壊滅的な被害を受けた、台湾南部・高雄市の小林村は、災害の生存者がこの6年間、春節(旧正月、今年は19日)の時期に手作りの「甜粿(年越しに食べる甘い菓子)」を慈善販売し、自給自足で生計を立てている。今年は1万個を販売する予定が、現時点での予約は2,000個にとどまっている。同村の王美蓮さんによると、今年は例年にない低調だという。王さんは同じ南部の台南で孫とともにPRし、さらに多くの人に購入してもらいたいとしている。

小林村は「八八水災」ののち、自力で復興を果たした。手作りの甜粿は過去2年、台南の人々に人気で年1万個以上を販売、引き続き人々に支持を呼び掛けている。

この甜粿は小林村の山の湧き水や原料を使ったものですべて手作り、防腐剤を使わず、口当たりは餅に似ている。昨年は1万2,000個を販売した。

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