台湾中部、台中市后里区の泰安地区では毎年、桜が満開を迎える春節(旧正月、今年は19日)の時期、あでやかで美しい八重桜がいっせいに咲き誇る姿を見ようと、約30万人の花見客が訪れる。この桜は、地元の台中市警察局大甲分局泰安派出所の警官が丹精込めて世話をしているもの。今年は14日から23日までの10日間、観賞シーズンとして花見客に開放される。
派出所そばにある60株余りの桜が開花すると、濃いピンク色の花びらが和式建築の建物を彩り、派出所前にある警察のシンボルマークのハトがよりやさしく浮かび上がる光景が楽しめる。
市の警察局大甲分局では、花見客に対し、在来線台湾鉄道の新泰安駅から10分ごとに運行されるシャトルバスで現地を訪れるよう呼び掛けている。